京都北医師会ホームページへのご訪問ありがとうございます。一般社団法人京都北医師会の会長に就任いたしましたみんてつと申します。10年前に父の診療所を承継し医師会の理事を4期8年続けて参りました。まだまだ会長職を務めるには未熟でありますが、理事の先生をはじめ会員の諸先生たちのご指導を受けながら努力していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて京都北医師会は昭和30年に創立され、今年で66年が経過しました。この間医師会の活動内容も増加し、理事の先生ならびに会員の先生方にも大変な負担をお願いせざるを得なくなってきました。特定健診、乳がん検診、胃がん検診などの健診事業は会員の先生方の献身的な出務協力の上に成り立っております。今般の新型コロナウイルスワクチンの集団接種では会員の先生はもちろん、各施設より多くの医師、看護師、薬剤師の方に出務戴いております。旧北消防署での集団接種では北医師会独自の平日接種枠を設けましたが、これも地域住民の方々が少しでも多くのワクチン接種機会を!という理事ならびに会員の先生方の熱い思いと御協力があってこそであり、改めて北医師会の強い団結力を痛感致しました。在宅医療、認知症医療のサポートを積極的に行なっており、医療と介護の円滑な連携をサポートする京都市北区・上京区在宅医療・介護連携支援センターの運営にも携わっております。また北区民の皆様に対する講演会として毎年秋に北区役所で医療フォーラムも開催しておりますのでぜひご参加ください。医師会員の先生に対しては専門医の先生を招いての上京東部医師会、京都市西陣医師会との三地区合同学術講演会の開催や京都府医師会主催の研修会の案内などをしております。そして最近毎年のように起こっている大規模災害に対しても、医師会活動の一環として担当理事を置いて災害対策を進めております。

 また京都北医師会は隣接する京都市西陣医師会、上京東部医師会や鞍馬口医療センターとの連携を推進するとともに京都市北歯科医師会、京都北薬剤師会との交流も三師会として深めて参ります。京都府医師会とも年に一度開催される懇談会を通じての連携はもちろんですが当医師会の元会長である田村耕一府医理事に御協力を戴き、さらに密な連携を進められるものと考えております。

 医療を取り巻く状況が多様化、複雑化してゆく中で、新型コロナウイルス感染症という大きな波が押し寄せ医師会も変革を余儀なくされています。これまでの通例・常識に固執せず、変革すべきこと、伝統を守るべきことをしっかりと吟味しながら医師会の運営に従事したいと考えております。会員数が約150名の小さな京都北医師会でありますが、そのモットーである「和」の精神を忘れず、京都市北区民の皆様の健康を守るための活動を精一杯推進して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 

一般社団法人 京都北医師会 会長 余みんてつ